こんにちは、根本です。
今回は、副詞についてやっていきたいと思います。その前に、前回の形容詞編をしっかりと確認をしておいてください。形容詞と副詞は非常によく似ています。というのも、形容詞は直接、副詞は間接的に名詞を修飾します。
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副詞の役割
副詞は、名詞以外の品詞を修飾するという役割があります。ということは、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞を修飾するんですね。前回やりましたが、形容詞は名詞のみを修飾するということだったので、副詞の役割の多さが見て取れます。そして、5文型のSVOCのうちのうちのどこに入るのかっていう問題がありますが、副詞はSVOCのいずれにもなることができません。
副詞の位置
- 動詞の前後に位置する場合
1.他動詞+副詞+名詞
例文:ABC Co. sells only used electric appliances to make its profit.(収益を上げるために、ABC会社は中古の電化製品のみを売っている。)
この例文のように、動詞の後に副詞を置く問題は多いです。ここで、1つポイントがあります。先ほどいったように副詞はSVOCのいずれの位置にも置くことができません。目的語の名詞が欠けていたら文章が成り立ちません。動詞がなくても文章が成り立ちません。でも、副詞はなくてもいいような存在なのです。つまり、かっこ以外にそれぞれの文型(1~5文型)のSVOCがしっかり入っている場合には、副詞しか入らないことになります。
2.副詞+他動詞+名詞
例文:Our company regularly have meetings once a month to confirm business report.(我が社では、事業報告を確認するために月に1回定期的に会議を行う。)
これは、先ほどの逆のパターンですね。先に副詞が来て、それから他動詞が来ています。「regularly」に穴が空いているのを考えてみましょう。すると、「Our company」が主語、「have」が動詞、「meetings」が目的語になっている第3文型(SVO)の形になっていて、第3文型を作るのに必要SもVもOもかけていないことがわかります。なので、副詞を選択しないといけないんです。とはいうものの、いちいちこうやって文型を考えていたら時間がなくなってしまいますので、かっこの前後を見るだけで答えを導けます。1の例文なら、動詞と目的語(名詞)の間には副詞しか入らないし、2の例文なら主語(名詞)と動詞の間には副詞しか入りません。こうやってやっていけば、1問5秒くらいで解けるようになります。
- 形容詞を修飾する場合「(冠詞)+副詞+形容詞+名詞」
例文:If you borrow newly published books, you must return them within a week.(新しく出版された本を借りるのであれば、1週間以内に返さなくてはいけない。)
この例文では、副詞の前に冠詞はついていませんが、「the newly published book」というように、冠詞と形容詞に副詞が挟まれるようにして置かれることもあります。実際に僕は冠詞+副詞+形容詞+名詞のパターンに出くわしたことが何度もあります。しっかり、両方のパターンを覚えておきましょう。
- be動詞/have+副詞+過去分詞
例文:When the journalist arrived, the interview of the tennis player has already ended.(その記者が到着した時には、すでにテニス選手の会見は終わっていた。)
今回は、主節でhave+副詞+過去分詞のパターンを取り扱いましたが、be動詞+副詞+過去分詞のパターンもしっかり頭に入れておいてくださいね。ちなみに、先ほどの文章の「If~books」と今回の文章の「When~arrived」までは従属節(副詞節)といって、副詞と同じような役割です。つまり、筆者の主張は先ほどの文章であれば、「you~week」、今回の文章であれば「the~ended」となります。副詞節は、おまけみたいな感じですね。
- 副詞+従属節
例文:The meeting will be held soon after all the members gather.(全員が集まり次第、会議は始まります。)
この、副詞+従属節の場合の副詞は例文のように従属節を詳しく表現します。今回の文章であれば、従属節属詞「after(〜の後)」を副詞の「soon(すぐに)」が説明を付け加えています。さらに、このようなパターンでは、強調のニュアンスもプラスされるんです。
- 文頭
例文:Recently, our company is becoming too small, so we should look for a new article.(最近、我が社はとても狭くなってきたので、引越しをしなくてはいけない。)
今回の文章の副詞「Recently」は、独立的に文頭に置かれているパターンですね。詳しくは、接続詞のところでお話ししていきますが、文頭に「However」を入れるか、「Although」を入れるかという問題が出題されることがあるかもしれません。どちらも、「しかし」と訳しますので、迷ってしまいますよね。でも、「However」は副詞、「Although」は接続詞なので、品詞が違います。「However」は前の文章を受けて、それを否定する時に使用します。一方の「Although」は、それ以下の文を否定します。
今回の副詞編は、ちょっとお伝えしたいことが多くなりそうですので、副詞編その2で続きをお話ししていきます。
P.S.
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