こんにちは、島田です。パラフレーズ講座の9回目となります。今回からPart7の演習に入っていきます。最近は特に顕著ですが、TOEIC受験生はPart7を恐れます。新形式TOEICになって処理すべき文章の量が明らかに増えたので、かなりの上級者にとっても簡単なパートではないと思います。
しかし、超高得点とか満点などを目指すのでない限り、取るべき問題を必ず取るというスタンスが非常に大切です。そこで重要なのは、簡単な問題は正解できるだけでなく短時間で処理し、少し難しめの問題に割ける時間をできるだけ増やすことがハイスコアへの鍵だと思っています。その
鍵を手に入れるためのレクチャーがこれからお伝えする内容だと思っていただければと思います。それでは、まずは例題から取り掛かっていきましょう。
TOEICパラフレーズ Part7例題
本文: TY Automobile recently bought out the industry’s third biggest company・・・
*レターの中で企業買収のトピックが出ている
設問:What is the main topic of the letter?
正解選択肢:A business merger
・・・と続くのはこの後もセンテンスが続くからです。Part7は1センテンスが長く、こんなに短いってことはありません。Part3・4とパラフレーズを見破るプロセスは変わりませんが、文章が長いため対応箇所を特定するのに時間がかかります。では、問題を解いていきましょう。対応箇所は2つとなっています。
TOEICパラフレーズ Part7例題の解説
では、例題の解説を行っていきます。
本文: TY Automobile recently bought out the industry’s third biggest company・・・
*レターの中で企業買収のトピックが出ている
設問:What is the main topic of the letter?
正解選択肢:A business merger
話の内容ですが、TOEICではありがちな買収関係の話になります。TY Automobileという会社が、その業界で3番目の規模の会社を買収したという話です。レターの中ではその話題が中心に扱われていて、設問では「レターのメイントピックは何ですか」と聞いています。そして対応関係ですが、
- bought out(買収した)→merger(合併)
- company(会社)→business(企業)
という対応関係になっています。一つ目のbought outは「買収する」という意味なので、それがmerger(合併)と対応。そしてcompany(会社)はbusiness(企業)と対応しています。businessのこの意味は少し意外かもしれませんが、businessは「企業」とか「会社」のような意味も表します。business mergerは定型の表現で「企業合併」という意味です。
TOEICの複合名詞について
最後に出たbusiness mergerのように「名詞 +名詞」で表された表現を複合名詞と言いますが、TOEICではPart3・4・5・7でよく出てきます。TOEICハイスコアを目指すなら、公式問題集だけで良いので知らないものは押さえておきましょう。頻出のものをある程度押さえておけば語感が磨かれていくので、初見のものがあっても対処できるようになっていきます。それでは、Part7パラフレーズの例題は以上となります。
P.S.
TOEICPart1~7までの勉強法を118ページのe-bookにまとめました。パラフレーズ講座を含め、TOEIC対策で万全を期したい方はこちらからどうぞ。